看護師が研修に悩んだら

看護師の研修に欠かせないOJTのメリットとは?

OJTのメリット・デメリット


OJTのメリット

OJTのメリット

日常業務の中で実践的なノウハウを学んでいくOJTは、特別な場所や時間を必要としないため教育にかかるコストが非常に低くなるというメリットがあります。また、座学とは違い実際に働いている現場で学ぶため、対応力も早く身につきます。
OJTは指導を受ける側だけではなく、指導する側にもメリットがあります。普段意識せずに行っている業務を再確認できるため理解度も深まりますし、OJTを通してコミュニケーションも積極的にとれるので組織全体のコミュニケーションの活発化にもつながります。

OJTのデメリット

指導者の能力にバラつきがあると質が偏ると先述しましたが、指導者がどの程度業務を理解できているかで指導される側の理解度に影響が出ます。指導者の知識や技術スキルがそのまま伝授されるため、よく理解していなければ中途半端な教育になってしまいますし、場合によっては汎用性に欠けるノウハウや応用力に欠ける技術を学んでしまう可能性もあります。
また、指導者は通常の業務に新人教育が加わるため全体の仕事量が増えてしまいます。どちらか片方の比重を大きくするわけにはいかないため、負担が大きくなってしまうのは避けられません。

OJTを効果的に進めるにはOff-JTが必要

OJTを効率良く実施するためにはOff-JTが欠かせません。集団教育のOff-JTは参加者全員に同じ教育を行います。講師の話を聞く座学をはじめ、実習を行うワークショップ、パソコンを利用したeラーニングなど、様々な方法があります。新人看護師には基本的な看護業務だけではなくタイムカードの記録方法なども指導していきますが、わざわざ本来の業務を止める必要が無い雑務や決まりきった手順があるものは、Off-JTを利用してマニュアルをベースに指導すると良いでしょう。また、OJTで足りないところをOff-JTで補うのが一般的ですが、Off-JTで最低限の知識を周知したあとにOJTで実践的に行って習熟度を高めていく方法もあります。

PDCAサイクルを回して改善を続ける

OJTを確実に行うためにはPDCAも必要不可欠です。PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとった用語で、PDCAサイクルを回して指導方法の改善を図り、より効率良くスキルに合った指導ができるようになります。
OJTを導入すれば教育コストを低く抑えたうえで即戦力になる人材を育てることができるようになりますが、現場だけに任せてしまうと指導係の負担が重くなってしまうため、組織やチーム全体でサポートしていくことが必要不可欠です。

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